日本版ホワイトバンド、ネット市民に醜態を指摘され公式ブログの記事を削除

ホワイトバンドを購入しても寄付金が貧困者に渡らないとして、ネット市民から批判が強まっている日本版ホワイトバンドの公式ブログの記事「魚ではなく釣竿をあげる」が、ネット市民に批判されたことでこれを削除したことがわかった。

この「魚ではなく釣竿をあげる」という記事は貧困にあえぐ国家の人たちに「釣竿を渡して魚を釣ることを教える」という内容のもの。この記事に対するネット市民の主な反応は「失敗した啓蒙主義を基本思想としている」「現地にカネを入れないと宣言しているプロジェクトがそれを言うか」。

春日匠氏は問題の記事が削除された後、「やはりNGOサイドと、サイトをつくっている広告代理店サイドで、だいぶキャンペーンの方向性に関する認識に差がある上に、「ホワイトバンド・ブログ」などのインターフェイス部分は基本的には広告代理店が握っている」とコメント。加えてplummet氏はこの騒動の補完として次のように表明した。「絶望的なまでにバラバラだな、このプロジェクト。絶対成功しねぇ」

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